(CNN) 16日に行われたミスUSAの本選で、レバノン系米国人のリマ・ファキさん(24)が優勝し、アラブ系米国人コミュニティーが大いに盛り上がっている。
ミスUSAの報道担当者は、ファキさんが初のアラブ系米国人であるかどうかは出身に関する記録が残っていないため不明だが、おそらく初めてだと述べている。
ファキさんの地元、ミシガン州のディアボーンにあるレストランには、本選当日、約150人のアラブ系住民が詰めかけ、100インチテレビで中継を見守った。優勝が決まった瞬間には歓声がわき起こり、夜中の2時までダンスが続いたという。
「アラブ・アメリカン・ニュース」の発行人でファキさん家族を知るオサマ・シブラニさんは、「今回はテロではなく美の話だ」と語り、「自分たちがアメリカの一員なのだという実感を持てる。(中略)イスラム教徒のアメリカン・ドリームだ」と喜びを語った。シブラニさんによると、ファキさんとその家族は、イスラム教徒であることを自称しているというが、イスラム教にも保守的な信者やリベラル派がおり、ビキニを着ることをとがめる信者ばかりではないという。
レバノン出身の別の客も、「彼女がレバノンの名前を高めてくれることに期待する。テロばかりでなく、良い面、美しい面を伝えてほしい」と話す。
ただ「ファキさんは米国人。宗教とは関係ない」と冷静な声もある。
喜びの声は、海外でもあがっている。バーレーンのアルハリファ外相はツイッターで、「9月11日の同時多発テロ事件から9年。米国には、イスラムに原点を持つ大統領と、イスラム教徒のミス・アメリカが誕生した」とつぶやいている。
一方で、CNNの中東担当シニア・ディレクター、オクタビア・ナスール氏は、インターネット上ではアラブ系の人々に対する批判的な意見も見られると指摘している
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